相続手続

 こちらでは相続手続きについて紹介いたします。

 不動産や預貯金、自動車から電話加入権まで、相続が起こりますと様々な名義変更が必要になります。

 借金も相続財産なんですね。

 遺産分割協議や相続放棄など、一度はお聞きになったことがあるのではないでしょうか。

身近な法律入門 相続法の改正について

遺言書作成

身近な法律入門 遺言にまつわるエトセトラ

相続手続

相続登記はいつまでにするの?

 相続による不動産の名義変更には期限はありません。

しかし、早めに手続きされることをお勧めします

 時間の経過により各相続人の気持ちも変化します。また、さらに相続人が亡くなりその配偶者や子供たちが相続権を承継したり行方不明者が出るなど、相続関係が複雑になるからです。

 また、除籍謄本等の公的書類も廃棄されてしまうことがあります。

 相続登記がすぐになされなかったことが、空き家空き地問題の大きな原因の一つとなっています。

 なお、相続税を納税する必要がある方は、相続開始後10ヶ月以内に納税する必要がありますので注意してください。

 詳細は当事務所までお問い合わせください。

 

 空き家空き地問題についてはこちら。

収集する必要書類は?

 ①故人の出生から死亡までの除籍謄本すべて

 ②故人の住民票除票

 ③相続人全員の戸籍謄本

 ④相続人全員の住民票

 ⑤相続人全員の印鑑証明書

 ⑥不動産の固定資産税評価証明書

 等です。

 故人がかつて沖縄や北海道に本籍を置いていた場合、除籍謄本は沖縄や北海道の役所で手配する必要があります。

 印鑑証明書以外は、委任状を頂いて当方で手配できますのでお問い合わせください。

祖父名義の不動産があり、相続人が数名亡くなっています。

 相続登記には期限はありませんので手続きは可能です。

 しかし、相続人が亡くなっている場合、その配偶者や子供が相続権を承継しますので、実印を頂く方が増えてしまいます。

 また、未成年者や行方不明者がいる場合、家庭裁判所の手続きも必要となり、簡単ではありません。

相続登記はできるだけ早く済ませておきましょう

身近な法律入門 空き家空き地問題って何?

相続放棄

父が多額の借金を残して死亡しました。
相続人は父の借金を支払わないといけないでしょうか?

 借金も相続します。

 多額の借金を承継したくない場合には、相続放棄という手続きがあります。

相続放棄をすると、亡くなった方の相続人に借金の支払い義務はなくなります。

 相続放棄の手続きは、原則、自分が相続人であることを知った日から3か月以内に、亡くなった方の最後の住所地を管轄する家庭裁判所に、相続放棄の申述をしなければなりません。

 相続放棄の申述が受理されますと、亡くなった方の借金を支払う義務がなくなります。

そして、相続放棄は始めから相続人でなかったことにする手続きですから、

もちろんプラス財産も相続することはできません。

 万一相続財産を使ったりしたら、単純承認(民法第921条)をしたとみなされて、相続放棄ができなくなることがありますので、ご注意ください。

 

身近な法律入門 相続財産清算人、不在者財産管理人について

身近な法律入門 空き家空き地問題って何?

法定相続情報証明制度

相続手続きに必要な戸籍の束が、一枚の情報にできる制度があります

 それが「法定相続情報証明制度」です。

 ご家族の相続手続きで、金融機関からの指示で除籍謄本等の束を持参して手続に行ったけど、窓口で1時間以上待たされたという経験はありませんか?

 実はそれは、金融機関の職員が書類を確認している時間なんです。
持ち込んだ除籍謄本の束を全部コピーしたり、内容を読み込むのにこんなに時間がかかっているんですね。

 

 法務局へ申し出することで、法定相続情報証明(添付写真ご参照)の手配ができます。

この証明書一枚で*除籍謄本等の束に代えることができます。

 

 相続人は手続の負担が減りますね。

 相続手続きの最初に手配すれば、その後の手続きがスムーズになります。

身近な法律入門

お気軽にお問合せください

受付時間:9:00~17:30(土・日・祝を除く)